こころハウス 井上工務店
株式会社 井上工務店

スタッフブログ

自分が建てる家は本当に高性能? そのお悩み解決します。その2 高気密・高断熱住宅の落とし穴 東広島新築   投稿日:2022年05月24日
こんにちは。こころハウス社長のトミオです。

前回のブログで高気密・高断熱住宅には

落とし穴が有るとお話しました。

実はこれ私の実体験なのです。その前に、

本日志和町の新築の気密測定を実施しました。



気密測定は気密測定士の資格を持った測定士が

来られます当社では長年実績のあるリクシルに

お願いしています。費用は5万円です。

自社で測定される会社も有ると聞きます。

器材購入費も5回くらいで元が取れて安く

する事が出来るとか?しかし、

施工会社が測定してしまうとそこには自社に

有利な忖度がどうしても発生してしまいます。

お金はかかっても第3者機関で中立で正確な

データを取得した方が信頼性が増すのです。

気密施工は基礎の上に土台を敷く段階から

始まっています。



基礎の上に厚さ10㎜の気密パッキンと呼ばれる

ロールになった低反発テープを張ります。

これを張ることにより基礎天端と土台下面の

気密性を出しながら、基礎から上がって来る

湿気を遮断し土台の結露防止にもなります。

当社では基礎断熱工法を採用していますので

床下に基礎の換気口から外気を取り入れる事

は有りません。床下も部屋の一部として

機械で計画換気を行っています。

基礎に土台を敷いたら基礎に埋め込んである

アンカーボルトを締め付けて気密パッキンの

厚さが0㎜近くになるまで圧縮します。



家の建て方が始まりましたら柱の上下、土台や

桁の継ぎ目などの隙間が有ると思われる

部分には黒い屋外用防水ブチルテープを

張って室内への空気の侵入経路を絶ちます。

その後耐震パネルで外壁を塞いで行くのですが

パネル合板の4方からも外気の侵入が

予想されるので柱や桁に気密パッキンを

隙間なく張った後にパネルを入れて

釘で固定して行きます。ちなみに写真に有る

アイボリーのテープは制震テープと言います。

気密パッキンと同等の気密性能を有しますが

粘着性に優れており大手ゼネコンが

鉄筋コンクリート造の地震対策として

開発し特許を取得した商品です。

地震時に外周に打った釘より先に

地震エネルギーを吸収し繰り返しの地震で

釘が抜けてしまうのを食い止めてくれます。

当社では外壁パネルの断熱材はウレタン

100㎜厚の物を採用しています。



さて、外壁面の屋外からの気密施工は

分かりましたが、天井上の小屋の部分の

気密施工はどうやって居るでしょうか?

天井方向の断熱材もウレタン製100㎜の

アルミ遮熱反射シート両面張りの

パネルを上からはめ込んでいくのですが、

その前に黒い低反発気密パッキンを隙間なく

張り廻らし専用のビスで固定して気密を

出して行きます。



小屋断熱パネルを固定しましたらその

ジョイント部分は黒の屋外用防水ブチルテープ

で目張りして更なる気密を確保します。



その間に屋外から見えるボルト穴に

発泡ウレタンを吹き込みます。

これは、気密を出すだけでなくボルトの

熱伝導で屋内へ外気温の侵入伝達をカットし、

また金物の結露による木材の劣化を

防ぐ為の施工でもあります。

この後、サッシの取付けも窓台に水切りシート

施工し気密パッキンを張って取付けその上

から屋外用防水ブチル両面テープを張って

窓回りの気密性、防水性を高めていきます。






さて気密施工は屋外からだけでは有りません

屋内部分に隙間と思われる部分全部を、

コーキング材と発泡ウレタンで塞いで、

更に気密性を高めていきます。

ここまでやればもう大丈夫?

そんな事は有りません。

施工者の気密を出したつもりが一番

気を付けなければいけない事項なのです。

気密測定の前日には当社オリジナルの

換気扇を窓に取付け実際に回して屋外

からの隙間風の有無をチェックします。

このチェックでおおよそその気密性能の

数値がおぼろげながら見えてくるのです。



さて、本日午前10時前に現場に気密測定士

さんが到着し窓に器材をセットしていきます。

おおよそ15分で設置完了。気密測定の前に

5分間ファンを回して外気の侵入が無いか

最後のチェックを行います。気密測定用の

ファンは当社の換気扇より排気能力が高いので

前日見つける事が出来なかった僅かな漏気

を探し出す事が出来るのです。



10時20分、いよいよ気密測定開始。

5分程度で1回目の測定値が出ます。

今回もいつもと同じ様に淡々とやるべき事

をやって来ました。



結果は、C値=0.15㎠/㎡です。

当社としても気密性能の記録更新、

日本でもトップクラスの数値です。

気密性能は、家の面積や体積、階層、

窓の仕様や数などに応じてその条件が異なり

一概に比べる事は出来ませんが、今回も

素晴らしい数値を出す事が出来ました。



測定後お施主様に現場に入って頂き

再度ファンを回して空気を抜いた後、

玄関ドアを押して頂きご自宅の気密性能

をご体験いただきました。

空気圧で中々開かなかったドアが開いた瞬間

屋外から勢いよく風が流れ込みます。

本日は晴天で気温も上がり外は猛暑と

なりましたが、屋内はとても涼しく

快適な事にも驚かれていました。

お施主様に体験頂く事で家の性能を

実感して頂けます。

気密測定を初めて採用したのは2002年です。

今年で21年目になりますが、

当時高気密住宅と言う言葉は有ったのですが

実際にそれを証明できる工務店やハウス

メーカーは皆無でした。私もその一人で

スーパーウォール工法の導入研修を

3日間四国のホテルで受けた時は

初めて聞く事ばかりで目の覚める思いで

有ったのを昨日の様に覚えています。

広島に帰ってすぐに自宅を

スーパーウォール工法で建築する事を

決めました。自分が住んでみないと本当の

良さは分からないと思ったからです。

これで、お客様に高性能な住宅を

ご提供出来ると、張り切っていました。

只そこには、

「高気密・高断熱住宅の落とし穴」

が私を待ち構えていたのです。

今回長くなりましたのでこのお話は

次回のブログで書かせてください。
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